2012年5月6日日曜日

ミュージシャンズリスナー/マジシャンは喜んで騙されるお客様の前でプレイすべきか

マジシャンの理想的なお客は、トリックの未熟さを指摘してくるプロのマジシャンではなくて、心から騙されてくれる驚きを待ち望んだ人たちだろう、という指摘があった。

確かに私もそう思うけれど、だとすれば私は嫌な客にあてはまる!!
コードやリズムに一々感想を抱く、細かい客だからだ!

けれどそういう客も時には必要だろう。


あなたがつくったモチーフや和声上の拡張を私は見逃さない。
今切ったミドル帯域の変化を見逃さない。
よく知られたスタンダードのうえで、これまたよく知られたスタンダードのメロディを挿入したことを見逃さない。
私はよく見ている。



ミュージシャンズミュージシャンという言葉がある。
ミュージシャンが好きなミュージシャンのことだ。

しさし、ここで私は傲慢ながら新たにミュージシャンズリスナーという肩書きを宣言したい。
熱狂的なファンとは異なるが、しかし熱狂的なリスナー。
音楽的な変化を見逃さない偏執的なリスナー。

そういった人達の前で演奏するのも、ミュージシャンとしてはひとつの幸せだといえないだろうか。





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